事理一致運動学会 ウェビナー
Webinar of Society for Sports Physics and Science
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第12回
- 日時:2025年4月25日(金)17時〜18時
- 講演者:西田周泰(山口大・医)
- 題目:山口県サッカー協会の取り組みーメディカルチェックについてー
- 概要:成長期のスポーツ障害は、社会全体にとっても、選手やその家族にとっても大きな損失となる。
予防が重要であるものの、啓発の機会は限られており、十分に行き渡っていない。また、実際にケガをした際に、どの医療機関を受診すべきか分かりにくいなど、課題の多い領域でもある。さらに、指導者や協会の理解も不可欠である。
山口県サッカー協会では、これらの課題を少しでも解決するため、以前から様々な取り組みを続けてきた。
今回、新たに山口県サッカー協会と医科学委員会、そして協力者によるメディカルチェックを開始した。本稿では、その内容や今後の目標について紹介する。
第11回
- 日時:2025年3月14日(金)18時〜19時
- 講演者:西井淳(山口大・理・情報)
- 題目:音楽演奏の計算論的神経科学
- 概要:心を打つような演奏は,どのようにしたらできるのだろうか。
クラシック音楽のプロ演奏家に演奏時に気をつけていることを聞くと「楽譜通りに演奏すること」との返答が返ってくることが多い。
試しに,色々な楽譜をコンピューターに入力して再生してみた。
プロの言葉に従えば,これで最高の演奏が得られるはずだ。
確かに私の演奏より遥かに素晴らしい演奏が出力される。
しかし,やはりプロの演奏の方が随分と素敵に聞こえる。
では,プロが言う「楽譜通りに演奏する」とは一体何を意味するのだろうか?
このような問題を、計算論的神経科学と呼ばれる分野での議論に落とし込むとどうなるかについて最近考えていることを紹介する。
まとまった成果が出ている話ではなく,こんな研究をできたらいいなという話ですので,どちらかというとご意見をいただける会になると嬉しいです。
第10回
- 日時:2025年2月21日(金)18時〜19時
- 講演者:竹田隆一(福島大)
- 題目:バスケットボールにおけるランニングパスの運動構造に関する研究
〜スポーツ運動学と物理学の視点から〜
- 概要:スポーツの世界では、「スポーツ運動学」の理論があります。一般的には、マイネルの運動学とか、金子の運動学といわれるもので、現象学を基底にもつ理論です。今回、「バスケットボールにおけるランニングパス」を、その理論から捉えます。具体的には、バスケットボールの熟練者と初心者のランニングパスの運動形態を「スポーツ運動学」の視点から比較・分析し、指導の一助にしようとするものです。また、その考察に、「物理学的視点」を加えることにより、スポーツ運動の考察・分析の可能性を検討してもらおうということも提案したいと思います。
第9回
- 日時:2025年1月31日(金)18時〜19時
- 講演者:上田真寿美(山口大・国際)
- 題目:女性のライフステージにおける健康と運動-性差を考慮して-
- 概要:女性は長命ですが、各ライフステージで様々な健康上のトラブルに見舞われます。それらのトラブルに対して運動がどのように貢献できるかについて、生理・心理学的な性差の視点から、これまで行ってきた研究をお話できたらと思います。
第8回
- 日時:2024年12月16日(月)18時〜19時
- 講演者:宮田浩文(山口大・農)
- 題目:農学部の特色を活かした運動生理学的研究の紹介
- 概要:様々な要因が絡み,教養部から農学部に移籍することになって,30年近くが経過した。当時,どうせなら農学部でしかできない運動生理学的な研究をしてやろうと覚悟を決めて,取り組んできた。幸い,学問的な興味を共有できる数名の教員および100名を超す学生諸君に巡り合えて,オリジナリティーのある運動生理学的研究を進めることができたと自負している。いくつかのテーマがある中で,今回は「農学部の特色を活かした運動生理学的研究の紹介」と題して,以下の2点に絞ってお話しする予定である。
1)運動パフォーマンスにおける素質とは何か?
2)哺乳動物中でヒトの骨格筋は独特か?
第7回
- 日時:2024年11月29日(金)18時〜19時
- 講演者:原田由美子(山口大・理・生物)
- 題目:幼若なオタマジャクシの運動制御の仕組み
- 概要:ふ化直後のオタマジャクシは外界の刺激に応答して運動を示します。運動の制御には下顎にある器官が重要であることが分かりました。今回はこの下顎の器官を介した運動の抑制や停止反応に関する知見を提供します。
第6回
- 日時:2024年10月28日(月)18時〜19時
- 講演者:栗原俊之(山口大・理・情報)
- 題目:筋生理学の観点から考えるスポーツ物理学 〜筋が力を発揮する仕組み〜
第5回
- 日時:2024年8月26日(月)19時〜20時
- 講演者:古矢勝久(秋田県立秋田北鷹高)
- 題目:日本人(型)と西洋人(型)の生活のスタイルからくるスポーツ動作の違い
- 概要:身体の使い方が巧みな人とそうでない人の違いは幼少期からの生活様式にあるのではないだろうか。
日本、西洋の生活様式が作り出す無意識の動きをひも解き、動きの軽やかさや重さ、はじめの一歩について現場の指導者の立場から説明します。
第4回
- 日時:2024年7月31日(水)19時〜20時
- 講演者:堀雅隆(医療創生大)
- 題目:理学療法士としての選手支援
- 概要:理学療法の分野で行われるアスリートへのサポート内容を紹介し、理学療法の分野で運動学、運動力学がどのように取り入れられているか説明します。さらに、アスリートが求めている情報と理学療法士が求めている情報について紹介し、本学会がどのように貢献していけるか議論します。
第3回
- 日時:2024年6月26日(水)18時〜19時
- 講演者:竹田隆一(福島大)
- 題目:力学的理論に基づく剣道初心者指導法の実践報告
- 概要
- スライド
第2回
- 日時:2024年5月31日(金)12:10〜13:00
- 講演者:池田翔貴(山口大・理・物理)
- 題目:バスケットボールのシュート動作における力学的メカニズムと指導ポイント
- 概要:これまでの私の研究で、バスケットボールのシュート動作の力学的メカニズムについて分かったことを説明します。そして、その力学的メカニズムを踏まえて、重要だと考えられる指導のポイントを解説します。
- スライド
第1回
- 日時:2024年4月24日(水)18時〜
- 講演者:坂井伸之(山口大・理・物理)
- 題目:力学の落とし穴
〜 これまでのスポーツ科学ではなぜ運動メカニズムを解明できなかったのか? 〜
- 概要:理論研究の事例として「開脚角60°の法則」を紹介し、野球、剣道、短距離走にどのように活用できるかを説明します。次に、従来の研究ではなぜ運動メカニズムを解明できなかったかを議論します。
- スライド
- 補足資料1(Keighbaum & Barthelsの誤り箇所)
- 補足資料2(日本コーチング学会第34回大会での発表補助資料)